認知症状の悪化
保護者2さんの、急激な 認知症状の悪化 で、 車で二時間先の
病院 と 自宅 とを、行ったり来たり・・・
忙しい日々になっています。
2009/10/8 ~
保護者2さんの認知症状が進んできたので、精密検査を受けました。
脳のCT、血液検査、長谷川式認知症診断等
2009/10/23 夕方
保護者1さんと紅葉ドライブ(福島からの帰り道)しているところに、看護師長さんから電話がありました。
「見舞った翌日くらいから、不穏になっている」
「意味不明の事ばかりを発している」
「昨夜は、見回りに行くと・・・全裸になってベットに横たわっていた」
「オムツも脱いでしまって、スッポンポンの状態でした」
「今日、退院します。 お世話になりました とも言っている」
「名前を呼んで探している」
「今日は、これから病院へ来られますか?」
2009/10/24(土)
とりあえず、ちっちゃいおじちゃんWさんに話をしました。
(ちっちゃいおじちゃん は、泊りで出かけていた)
一緒に保護者2さんのところへ行くことになりました。
開口一番、
保護者2
「斉藤さんが、警察に通じていてよかったよね」
「斉藤さんの情報によると、ちっちゃいおじちゃんは、出られそうだけど」
「保護者1さんは、どうも無理みたいよ」
「新聞に、名前が載っちゃったからね~」
と、言う。
晴れ晴れ 「斉藤さん? 斉藤さんって・・・どこの斉藤さん?」
保護者2 さん、イライラして膝をたたく
「だ・か・ら! さ・い・と・う・さ・ん よ!!」
(後から、保護者1さんに確認したところ、50年前位の仕事で取引のあった人、 元警察官なのだそう)
話をしているうちに、記憶が11年前位に遡っていることに気付く。
保護者1さんが、工場をたたんだ頃 になっているようでした。
しかし、その話には、 尾ひれ がついていて、息子達が 警察につかまっている・・・
と、思い込んでいました。
何とか落ち着かせようと、話を合わせながらも色々と話してみる・・・
晴れ晴れ 「それは、もう落ち着いて、保護者1さんは、もう家に帰ってますから」
晴れ晴れ 「今日は、来れなかったらけど、今頃、家で庭仕事しているわ」
とか・・・
保護者2 「えっ?そう・・・なの・・・」
と、一旦は理解したような顔をするのだけれど・・・、また、直ぐに『警察につかまっている』
頭に戻ってしまうのでした。
保護者2 「保護者1は、当分出られないだろうからね・・・」
「その間に、あなたにイイ男性でもできて・・・どこか遠い所へ行ってしまわないかと心配よ」
天気がいいので、刺激になるのではないかと、愛犬モコを連れて行きました。
駐車場で、モコとご対面・・・保護者2さん、嬉しそうでした。
モコを膝の上に乗せると・・・
保護者2 「じゃあ、あんたに、今はやりの おさげ髪を編んであげようね・・・」
モコの頭の毛を暫くいじっていましたが、短すぎてうまくできないようでした。
モコを膝の上に乗せたまま、暫く会話を続けていました。
そこへ、お父様を乗せ、車椅子を押す息子さんが通り過ぎて行きました。
保護者2 「今の見た?」
「じーっと、あたしのことを見てたでしょ?」
「あれねぇ・・・あたしの彼氏」
晴れ晴れ達、絶句・・・
保護者2 「さっきのね・・・車椅子押してたでしょ?」
「あの、押していた方が あたしの彼氏」
「それで、車椅子に座っていた方は、あんたの彼氏なんでしょ!」
と、晴れ晴れ を見るのでした。
16時~、歌 のレクレーションに参加し、5時に終了
いつものように、食卓の定位置へ移動。
いつものように、
晴れ晴れ 「では、帰りますね」
保護者2さん、最初は、コクリとうなずく・・・
そのうなずいた瞬間に、スイッチ が入ったように幕たてはじめました。
保護者2 「ちょっとまってよ! ああ、騙されるところだった」
「あたしだけ、一人ぼっちにしないでよ!」
「私も、一緒に帰る!」
晴れ晴れ 「ここは、病院だから、入院中だからまだ帰れないわ」
保護者2 「嫌だ、帰る!」
晴れ晴れ 「でも、院長先生の許可がないと、リハビリ中でしょう? まだ、帰るのは無理だわ」
保護者2 「そんなの、家族が言えば、どうにでもなるでしょ!」
晴れ晴れ 「もうすぐね、夜になります。 今から、病院の夕御飯が出るから・・・それを食べないと・・・」
ちっちゃいおじちゃんWIFEさんが、
「晴れ晴れちゃん、もう、いいから帰っちゃおう」
「相手にしない方がいい」
と、遠くから手招きをした。
そこで、晴れ晴れはちっちゃいおじちゃんWIFEさんのところへ歩み寄る・・・
声がして、後ろを振り向くと・・・
必死になって、車椅子をこいで追いかけてくる保護者2さんの姿がありました。
保護者2 「帰る」
「帰る」
急いでナースステーションへ行き、その過程を話すと、看護師長さんが保護者2さんを説得してくれました。
看護師長 「保護者2さんは、足が悪いでしょ。 リハビリ中だから、まだ入院していないとダメなのよ」
保護者2さん、自分の足を見て ポツリ と話す。
保護者2 「ああ、こんなに足の肌がカサカサね・・・」
「治療しないとダメなんですか」
「そうですか・・・じゃあ、もう一晩 御厄介になります」
看護師長さんが、このまま帰っていい・・・と、手で合図してくれました。
そして、帰路につきました。
その晩は、眠ろうと努力するのですが、今日の保護者2さんの残像が目に焼き付いていて・・・
特に、「帰る」「私も帰る」 と、車椅子で追ってきた姿を思い出してしまい・・・
涙が出て、可哀想で、悲しくて 悲しくて・・・いつまでも、眠れませんでした。
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